アップルサイダービネガーをご存知ですか?
いわゆるリンゴ酢のことですが、このリンゴ酢に色々な健康効果があると全米で人気が高まっています。
どんな効果があるのか?そして注意すべき摂り方のポイントについて、見ていきたいと思います!
アップルサイダービネガーとはリンゴを醸造した酢のことです。リンゴに含まれる果糖を自然発酵させることで出来上がります。
酸味のあるさっぱりした甘さが人気のリンゴですが、発酵する段階で含まれる糖分のほとんどが消費されるため、アップルサイダービネガー自体には糖分はほぼ含まれておらず、酸味の強さは一般的に使用されている穀物酢と同等です。
ですがリンゴを原料としているだけあって、フルーティな香りがあり比較的そのままでも飲み易く、ドレッシングや酢の物など料理にも幅広く利用することができます。
アップルサイダービネガーの歴史はとても古く、紀元前400年頃には”医学の祖”として有名なギリシャの医師、ヒポクラテスが風邪の治療薬として使っていたという記録も残っています。ヒポクラテスはそれまで病を治すために人々が用いていた呪術や占いなどを否定し、医学的な見地からの治療法を開拓していった第一人者でもあります。古来よりアプルサイダービネガーの確かな効果が認められていたという事ですね。
酢には酢酸という酸味成分が含まれていて、アプルサイダービネガーもこの酢酸の宝庫です。酢酸は、胃の中ででんぷんを消化する酵素の働きを妨げるため、摂取した炭水化物の吸収を抑制することができます。酢のダイエット効果を実証した研究もいくつかあり、日本では酢の大手メーカー、ミツカンの研究の研究により「白米+酢15ml」を摂ったグループと「白米のみ」を摂ったグループでは、「白米+酢15ml」を摂ったグループの方が食後血糖値の上昇が有意に抑えられたとの報告があります。
最終的には未消化のでんぷんは結腸で発酵しエネルギーとなるので酢酸に大幅なカロリーカットは望めないと考えられますが、糖分の吸収速度を遅らせることは事実のようです。急激な血糖値上昇は中性脂肪を増やしてしまうので、これは嬉しい効果ですよね!
アップルサイダービネガーにはまた、クエン酸が多く含まれています。「クエン酸は疲労回復に効く!」というのはよく聞きますよね。こちらの動物実験(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11435516)のとおり、酢酸には筋肉が炭水化物を運動に必要なエネルギーに変える働きがあるからです。
例えばたっぷり炭水化物を摂取しても、それを筋肉がうまく取り込めないと疲労感が抜けず、摂取した炭水化物は脂肪となって蓄えられます。クエン酸は取り込んだ糖質をグリコーゲンとして筋肉が効率的に利用出来るように橋渡ししてくれるので、疲労感を和らげてくれます。グリコーゲンを効率的に活用することで身体パフォーマンスの向上にも繋がるので、持久力が必要なアスリートでも食前に酢を摂取することがあります。
酢には血圧降下作用があること、動物実験(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11826965)でも証明されています。このメカニズムは現在ではまだはっきりと分かっておりませんが、酢酸の働きによる可能性が高いようです。高血圧に悩む人が酢を摂取することで効果を得られたという声はとても多いです。ただし、高血圧対策で酢を摂取するのであれば継続する必要があります。飲んでいる間は下がるけれども、飲み辞めるとまた元の血圧に戻ったという報告もあります。アップルサイダービネガーはクセも少なく、料理に利用して塩分の摂取量を抑えることにも役立ちます!是非利用したいですね。
アップルサイダービネガーは発酵食品であることからロイテリ菌やビフィズス菌などの乳酸菌や酵素を含んでおり、腸内環境の改善に効果が期待出来ます。
アップルサイダービネガーで「肌が綺麗になった」「体重が減った」「すっきり目覚められるようになった」など様々な口コミがありますが、これらはアップルサイダービネガーに含まれる栄養素によって、身体の調子が整ったことの結果と言えそうですね。
ただし、ビタミンやミネラルなどはそれほど多くは含まれていません。アップルサイダービネガーにはこれらの栄養素も豊富、と謳う記事や広告もちらほら見かけますがそういったものには惑わされないように注意です。あくまでも酢の一種であるので、サプリメントのような含有量を期待しないようにしましょう。
アップルサイダービネガーは酢ですので、そのまま飲むのは強い酸で食道を荒らす危険性もあります。また、たくさん飲めば良いというものでもなく、一日に大さじ1~2杯で充分効果を得られます。
どのように毎日の生活に取り入れていけば良いのでしょうか。その例をいくつかご紹介しましょう。
アップルサイダービネガーの血糖値上昇抑制効果などを最大限得たいのであれば、食前にスプーン一杯のアップルサイダービネガーをコップ一杯の水または炭酸水などで希釈して飲みましょう。飲み辛ければハチミツやオーガニックのメープルシロップを少量入れても構いません。冷たくすればクセもなお気にならないでしょう。元々胃の弱い方や胃腸の調子を崩している方は食べながらでも構いません。くれぐれも濃い濃度でのまないようにしましょう。
牛乳に酢を混ぜると酢によるタンパク質の変成により、どろっとしたヨーグルトのような感触に変わります。そこにハチミツを混ぜてヨーグルト風のドリンクにするのもオススメです。牛乳もまた食後の血糖値上昇の抑制に効果が認められていますので、ダブルの効果が期待出来ます。
アップルサイダービネガーをそのまま飲みにくいと感じる場合は、まずは料理に使用することから始めて見ると良いかもしれません。
ドレッシング作りにも使えますし、野菜を漬けてピクルスを作る事も出来ます。
また、マヨネーズを作るときにも使えますので、是非検索してみてくださいね★個人的には絹ごし豆腐、オリーブオイル、アップルサイダービネガーを利用したヴィーガンマヨネーズもオススメです!アイデア次第で色々広がりますので、楽しんで使ってみましょう。
アップルサイダービネガーは現在店舗でもネットでも様々な種類が販売されています。見た目も値段もかなり幅がありますが、一体どんなことに注意して選べばよいかを見ていきましょう。
アップルサイダービネガーには透明のものと混濁したものと大きく2つあります。例えば料理に使うのでしたら、よりクセが無い透明のものが使い易いかもしれません。ですがもし、より健康効果を得るために使うのであれば、無濾過で濁った状態のものがオススメです。
というのも、無濾過のものは天然の酵素や乳酸菌、繊維質がそのまま残っているからです。濾過した透明のものと比べると多少のクセはありますが、味にもそこまでの差はありません。是非、混濁タイプを選んでくださいね。
製造過程で熱が加わるとどうしても身体に摂って有益な乳酸菌などが死滅してしまいます。また、ビタミン類も一部損なわれてしまいます。
必ず非加熱のものを選びましょう。
農薬を多く使用したリンゴは発酵がうまく進まないため、アルコールなどを添加することで強制的に発酵させます。そのためオーガニックのものより酵素や乳酸菌の含有が少なくなります。
無農薬のオーガニックのリンゴは天然の菌の存在もあり、もともとのリンゴ由来の糖分のみで自然発酵が進みます。
その結果、酵素や乳酸菌、そして必須ビタミンやミネラルを豊富に含む良質なアップルサイダービネガーができあがるのです。
アップルサイダービネガーには身体に嬉しい色々な効果があることが分かっています。ですがその反面、注目を集めるとともに根拠の無い色々な効果を謳うなどの誇大広告が増えているのも確か。そういったものには惑わされず、過度な期待はせずに無理なく生活に取り入れていきたいですね。
私は以前一度だけ貰い物のアップルサイダービネガーを試した事があるのですが、そのときは無くなると同時に飲むのを辞めてしまいました。ですが、その時に満腹感を感じ易くなったのを覚えています。それがアップルサイダービネガーの効果かどうかは分かりませんが、やはりヨガと同じで継続は力なり(^^)
これを機会に、ヨガ後の最初の食事前などに、アップルサイダービネガードリンクを飲んでみようかと思っています★
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