断続的断食(IF)をはじめてどんな事が変わりましたか?

by KIT staff 2021年4月03日

断続的断食(IF)体験談 ー どんな事が変わりましたか?

前回は、今注目のインターミッテント ファスティング(断続的断食、以下 IF: intermittent Fasting)についてご紹介をしたのですが、今回は、そのIFを実践しているKITの創立メンバーの一人 ショーン(イギリス出身・60代)にインタビューをしてみました。

とてもざっくばらんに話してくれたので、普段どのようにIFを行っているのか、行う前と比べてどのような変化があったのかなど、これからファスティングダイエットを始めようとしている方にぜひご参考いただければと思います。

 

目次





1.ファスティングを始めたきっかけ・理由はなんですか?

日本に来て以来15キロ増えてしまったので、減量のために始めました。

ファスティングは、以前1週間ほどですがやってみたことがあったので、もう一度挑戦してみました。

IF(Intermittent Fasting / インターミッテント ファスティング)

 

2.どんな方法でファスティングしていますか?

IFOMAD、ケトダイエットの組み合わせを続けて5週間になります。

最初の1週間は、朝食を抜く形で1日2食を8時間の時間枠内でとる16/8メソッドから始めて、慣れてきてからは1日1食を1時間以内にとるOMADメソッドを行っています。

 

食事はケトダイエット(炭水化物控えめ・タンパク質を十分に・脂質を多めにとる食事法のこと)を取り入れています。日本人がお米やラーメンが好きなように、イギリス人はポテトが大好きです。私もポテトがとても好きなので、炭水化物カットのために諦めるのは最初悲しかったですが、今は慣れました。

 

Fat bombというピーナッツバターやココナッツオイルとチョコレートを組み合わせたお菓子は、炭水化物が低くて高脂質、そしておいしいのでお気に入りで、よく作って食べています。

また、食事を取らない時間枠では、水、防弾コーヒー(完全無欠コーヒー:BULLETPROOF COFFEE)、レモン汁を加えたアップルサイダー、塩を少し加えたレモンウォーター、大麦若葉を溶かしたものなどを飲んでいます。

 

特に防弾コーヒー(完全無欠コーヒー)は、コーヒーにMCTオイルとバターを加えたもので、脂肪燃焼にとても効果があるのでおすすめです。シナモンやカカオパウダーなどを加えてもおいしいですよ!

IF(Intermittent Fasting / インターミッテント ファスティング) 食事

 

 

 

3.始めてからどんな変化がありましたか?

最初の1週間で5キロ痩せました。といっても脂肪が減ったのではなく、体の不要な水分が抜けただけですが(笑)。でも、それだけでも体は大分軽くなりました。

 

また、始めて最初の頃は、多少空腹感や食べ物を消化するときの違和感などはありましたが、体が空腹感と水分不足を混同していることが多いと気づき、水分をこまめにとるようにしたらそういったことも少なくなりました。

 

また、人によってメタボリズムや必要なカロリーはもちろん違いますが、体が摂取カロリーに慣れてからは、むしろ肉体的にも精神的にもエネルギッシュになり若返った感じがします。今私は65歳ですが、40代の頃の自分より元気な気がします。

 

このような体や精神的な変化はもちろん、ファスティングは以前の自分の食生活を振り返る良いきっかけになりましたし、ライフスタイルも大きく変わりました。

 

以前はチョコレートやドーナツなどの甘いものや炭水化物など、好きなものを見かけたらよく買って食べていましたが、食べ物は自分の体に入るものだからこそ、何を食べるのか、それを食べることによるベネフィットは何かということも考えるようになり、よりいっそう栄養分やヘルシーな食事について意識するようになりました。

 

以前は砂糖もよくとっていましたが、今では砂糖を使わないことに慣れて、使うとしてもティースプーン4分の1ほどに収まっています。

 

それに、実は人間の体は消化にたくさんのエネルギーを使っているんです。3食+おやつを食べることで、私たちの体はほぼ1日中何かを消化していることになります。
食事の回数を減らすことで消化に使うエネルギーが減り、代わりに体のリカバリーなど他のことにエネルギーを使う余裕が生まれるのです。

 

また、食事回数が減ると、その分の時間が浮きます。1回の食事が45分だとして、私は1日3食から1食に減らしたので、1日90分の時間が増え、その時間を他に好きなことに使えるようになりました。

 

もちろん必要な食事の量自体減ったので、食費も少し浮くようになりました。

IF(Intermittent Fasting / インターミッテント ファスティング) 変化

4.今後どれくらいの期間続ける予定ですか?

ファスティングを始めて体が軽くなり、心身ともに若返ることができたので、このスタイルをこの先ずっと続けたいと思っています。

好きなものだったとはいえ、砂糖をたっぷり使ったものや健康によくないもの食べて体が重かった時に戻ろうとは思いません。

 

5.ファスティングはおすすめですか?また、これからファスティングを始めようとしている方に何かアドバイスはありますか?

私はファスティングをすることで、体にはもちろん、ライフスタイルに対する考え方など精神的にもたくさんのベネフィットがあったので、皆さんにもおすすめします。

 

「私には無理かも」と思っている人もたくさんいるかもしれません。でも、3食、そしてたまにおやつも食べる食生活はここ数百年で作られたものです。昔の人はコンビニや冷蔵庫などない中で生活できていたのですから、人間の体は3食食べなくても大丈夫なようにできているんです。

 

ですので、アドバイスとしては、断食だと構えすぎず、最初はチョコレートなど砂糖使ったお菓子やポテチなどをカットしたり(炭水化物も体内で糖分に変わるので、必要な糖分は食事からもとることができます)、3食のうちどれか1食だけカットしたりするなど、無理をしない範囲で始めてそれを続けてみることです。

 

慣れてきて、「IFをもっと突き詰めたい!」と思い始めたら、私のように1日1食のOMADに挑戦してみたり、食事内容をもっとストイックなものに変えてみたりするのもいいと思います。

 

また、砂糖をたっぷり使った市販のお菓子ではなく、fat bombのようなお菓子を自分の好みに合わせてアレンジして作ってみるのも楽しいですし、続けるうちにレシピが増えていくのも嬉しいですよ!

IF レシピ 

 

6.まとめ

ファスティングに興味はあるけど、何から始めればいいのかな?とか、始めたら何が変わるの?とか、あんまりよくわからないという方も、今回こうして実際に行っている人の話を聞くことで、どんな感じで行うのか、どんな変化が起きていくのか、少しイメージしやすくなったのではないでしょうか?

 

減量はもちろん、その他の身体的・精神的な変化や今までの自分のライフスタイルや考え方に対する気づきは、ファスティングを実際に行った人ならでは。このインタビューを読んだあと、一般的に期待できる変化、そして自分に起こる変化への楽しみもできるのではないかと思います。

 

ファスティングはただ体重を減らすためのダイエットではなく、マインドフルネスなど様々なことにもつながっています。このインタビューが、「挑戦してみたいけど・・・」という方の背中を押すものになれたら嬉しいです。


次回からは、インタビューの中に出てきたケトダイエットや防弾コーヒー(完全無欠コーヒー)などについてご紹介していきます。

参考にしていただけるようなレシピも一緒にご紹介できたらと思っていますので、ぜひチェックしてみてください!


 



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